いつもご視聴ありがとうございます。
1月9日月曜日、日本時間午前9時頃に米国戦争研究所が最新の戦況を発表し、各国メディアやSNSでも、随時戦況をアップデートしています。
今回は、米国戦争研究所のレポートが短縮版のため、このチャンネルも短縮版でお届けします。
ロシア軍は、ウクライナ軍の反攻を恐れ、ザポリージャ方面の防衛を強化しています。
一方で、ベラルーシにも戦力を蓄積させています。
ソレダルでは、大規模な航空支援を伴うウクライナ軍の反撃で、一部盛り返しているようです。
今回はこれらの情報を中心にお届けします。
ちなみに、コメント、高評価、チャンネル登録を頂けますと大変励みになります。
よろしくお願いします。
今回は、全体と各戦線に特にわけず、進めていきます。
![](https://www.gunjijouhou-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/ab73cad82d228fd2fca5de1029528d8f-5-1024x507.jpg)
![](https://www.gunjijouhou-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/dea7084963e4ef84f4d48d94d80b856f-1024x513.jpg)
イギリス国防省は、ロシア軍がザポリージャ州またはルハンシク州における、将来のウクライナ軍の反撃に備えているという米国戦争研究所と同様の評価をしました。
英国国防省は、今月8日に、ここ数週間、ロシア軍はザポリージャ州のワシリフカ-オリヒウのラインに沿った防衛要塞を拡大し、ロシア軍司令官がウクライナ南部での大規模な反攻の可能性を懸念していることを示す形で、この方面で大部隊をロシア軍は維持していると報告しました。
英国国防省は、ロシア軍は同様に厳しい二つの反攻シナリオに直面していることを示唆しました。
![](https://www.gunjijouhou-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/e2abee1ac87349f2904f7504922083a0-1024x576.jpg)
ザポリージャのラインでのウクライナ軍が攻勢をかければ、ロストフ州とクリミアを結ぶロシアの陸上交通・補給路に深刻な影響を与える可能性があります。
また、ルハンシク州でのウクライナ軍の攻勢は、ドンバス全域の占領というロシアの攻撃目標をさらに縮小させる可能性があります。
実利の面でのザポリージャ方面、目的の面でのスバトボ・クレミンナ方面とどちらにもロシア軍は対応せざるを得ず、限られた兵力の中でこれらの地域を、絶対に防衛せねばならない圧力に、ロシア軍はさらされているのです。
その一方で、バフムート方面にも攻勢をかけねばならないという状況なので、以前取り沙汰されたキーウ再攻撃は兵力の面からかなり厳しい状況と考えられます。
しかし、米国戦争研究所はキーウ再攻撃に関する可能性は低いがゼロでは無いという立場を続けています。
また、ウクライナ情報局報道官のスキビツキー氏は、今月8日に、ロシアが春と夏に複数の前線で攻撃作戦に動員兵を使うことを計画していると述べています。
スキビツキー氏は、ロシアが攻撃に向けて軍隊を準備するのに2ヶ月必要で、ロシア軍の攻勢には彼らの訓練と準備にかかっていると述べました。
ロシアは今月7日から8日にかけて、ベラルーシにさらに軍人を配備しました。
ベラルーシ国防省は、複数のロシア航空宇宙軍の部隊が今月8日にベラルーシに到着したと述べています。
ベラルーシの監視機関であるベラルーシ・ハジュン・プロジェクトは、700から800人のロシア軍人を乗せた追加の列車15両が今月7日の夜にベラルーシに到着したと報告しています。
また、ハジュン・プロジェクトは、ロシア軍の装甲部隊も今月6日にベラルーシに到着したと報じています。
動員兵の訓練がそれなりには進んではいるのか、徐々にベラルーシへ戦力の蓄積がなされていっている模様です。
![](https://www.gunjijouhou-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/dee9dc8c7538639a8658ed8a4f1b497c-5-1024x576.jpg)
なお、気になるバフムート及びソレダル方面ですが続報が入ってきています。
今月7日にかけて、ロシア軍がソレダルの南東部から中心地に攻撃をかけ一時ソレダルの半分ほどを占拠し、西部の塩鉱山や製塩工場までおびやかしました。
しかし今月8日にかけてウクライナ軍の第46空挺旅団が、航空支援を受け、反撃を開始し、西部の塩鉱山や製塩工場は奪還した模様です。
ウクライナ軍は大規模な航空支援を実施し、この方面を防衛しています。
しかし、依然激しい戦闘が続いており、予断を許さない状況にあります。
なお、ウクライナ軍によるとバフムートとソレダルの中間あたりにあった、ロシア軍司令所を破壊し、バフムートも東と南でロシア軍を堰き止めています。
また、クラスナ・ホラを攻撃したロシア軍を撃退し、オーラン型とされるロシアの無人機3機も撃墜した模様です。
このチャンネルでは今後もロシア・ウクライナ戦争の最新情報が入り次第、お届けしていきます。
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3T01CE+9WMO4Y+1WP2+6I1XD)
コメント